Careers採用情報|社員インタビュー

名門大学からベンチャーへ!入社3年目が描く“理想のコンサルタント”とは?

コンサルティング事業部 コンサルティングユニット
五月女 文香
2022 新卒

  • 東京都昭島市出身、一橋大学商学部卒業
  • 2022年4月、ロゾパンサンへ新卒入社
  • 現在、コンサルティング事業部コンサルティングユニットに所属し、企業向けにデジタル領域を中心としたマーケティング支援を担当
  • 学生時代に始めたアルティメットを現在も続けていたり、2023年にはホノルルマラソンを完走したりと、趣味も満喫しながらアクティブな生活を送っている
    (2025年1月時点)

ーー学生時代、一橋大学での生活はどのようなものでしたか?

学生生活の中心にあったのは、アルティメットというスポーツです。所属サークルの練習に加え、他大学の合同チームにも参加し、週に5〜6回は練習に打ち込んでいました。その合間にアルバイトをこなしながら、いわゆる「大学生らしい日々」を楽しんでいたと思います。

↑手前でフリスビーを手に持っているのが学生時代の五月女さん

ーー就職活動ではベンチャー企業を志望されていたとのことですが、何か不安はありませんでしたか?

正直、不安はありました。大学の友人の多くが大手志望だった中で、自分だけが少数派であることにプレッシャーを感じていたからです。ですが、私は「大手に行かない」と最初からと決めていました。大手に入れば安心感は得られるかもしれませんが、その分、多くの人が経験するような「画一的な成果」しか手に入らないのではないかと考えていたからです。それよりも少数派の選択肢を選び、そこで新しい挑戦を楽しむ方が自分にとって熱意を持って働ける環境だと思いました。

ーー就活を進める中で、影響を受けた方はいらっしゃいますか?

同じ大学出身の先輩です。その先輩はベンチャー企業に就職されていて、芯を持ち迷いなく行動している姿がとても印象的でした。当初の私は、やりたいことや自分の強みが分からないまま就活を進めていたのですが、その先輩との会話をきっかけに、「自分もこうありたい」と感じるようになりました。そこから本格的に就活をスタートさせ、ご縁があってロゾパンサンに内定をいただきました。

ーー実際にベンチャー企業に入社してみた感想はいかがですか?

「入社して本当によかった」と思います。この2年半でさまざまな案件に関わり、多くのポジションを経験することができました。もし大手企業に入社していたら、これほど幅広い経験を得られる環境にはいなかったかもしれません。

ーー数ある職種の中で、なぜコンサルティング業界を選ばれたのですか?

一言で言うと「多様な業界と接点を持てる」ことが魅力でした。コンサルタントの仕事は、広い視野が求められる分、自然と知見が広がります。新しいことを学びながら自分を成長させられる点で、社会人のファーストステップとして最適だと考えました。

ーー現在担当されている業務について教えてください。

コンサルティング事業部コンサルティングユニットに所属し、私はクライアントの事業成長を支援するために、主にデジタル領域を中心としたマーケティング支援を行っています。具体的には以下のようなプロジェクトに携わっています。
・大手企業が手掛けるEC専業ファッションブランドの売上拡大支援
・有名ガジェットブランドのSNS運用コンサルティング
・世界的化粧品メーカーのEC運用コンサルティングと実装支援

ーー「コンサルティング」と聞くと難しそうなイメージがありますが、実際の業務の進め方を教えてください。

業務内容は主に、以下のプロセスで進めています。

①定量的なデータを分析し、数値変動の要因を探る
②他社事例や市場動向をリサーチし、幅広い情報を収集
③得られたデータと情報をもとに、クライアントにとって最善の施策を提案
*さらに、化粧品メーカーの案件では施策の実装まで担当しています。

ーーファッションブランドの売上拡大支援では、具体的にどのようなことをしていますか?

売上データを分析し、課題となるポイントを特定した上で、改善策を提案しています。例えば、流入チャネルの選定やプロモーション内容が商品と適しているかなど、幅広く検討しながら要因を明確にします。それを踏まえ、先方のリソース状況も考慮しながら、具体的な改善案を提示しています。

また、この案件ではインフルエンサーのキャスティングも実施するのですが、その際にはコミュニケーション・デザイン事業部インタラクティブ・プランニングユニットのメンバーと連携しながらプロジェクトを進めています。

ーーガジェットブランドのSNS運用コンサルティングでは、どのような提案をされていますか?

新商品の魅力や訴求ポイントを、Instagram、X(旧Twitter)でどう発信すべきかを提案しています。他社事例の分析や、クライアントのこれまでの運用実績を参考にしながら、ブランド価値を高める運用方法を設計しています。

ーー化粧品ブランドのEC運用では、どのような支援をしていますか?

主に在庫補充の計画と補充業務、そしてプロモーションキャンペーンに合わせたサイト更新を担当しています。在庫補充と言っても、単に足りなくなった分を補うだけではありません。適切な数量をしっかり検討した上で補充を行っています。

クライアントである化粧品メーカーは、自社ECサイトだけでなく、楽天市場やAmazonなどのサードパーティーの販売サイトや実店舗など、複数の販売チャネルを展開しています。しかし、それぞれの在庫が「ECサイト用」「実店舗用」と明確に分けられているわけではありません。そのため、一日単位で全体の在庫数や売上状況を確認し、ECサイトに補充すべき数量を計算して対応しています。

ーー在庫補充の際に、特に意識していることはありますか?

クライアントの販売チャネル全体を把握した上で補充数を検討するため、視野を広く持ち全体像を捉えることが欠かせません。そのため、日々の数値を追いながらわずかな変化も見逃さないよう注視しています。

また、単に在庫データの推移を確認するだけでなく、その背景にある要因を探ることを常に意識しています。例えば「この商品は現在、店舗ではあまり売れていないため、EC用にもう少し按分しましょう」といった提案を行うことで、クライアントの在庫管理を最適化するサポートをしています。

ーーサイト更新について教えてください。

プロモーションキャンペーンのタイミングに合わせて、バナーやテキストの制作・更新を行っています。この業務では複数の部署と連携しながら、制作スケジュールの調整から実装まで、一貫してサポートしています。例えば、最近ではホリデーシーズンのプロモーションに合わせて、クリスマス向けのビジュアルやテキストの修正を行いました。

全体の業務を通じて、クライアントに深く関わりながら広い視野を持って支援できることが、コンサルタントとしてのやりがいだと感じています。

ーー実装支援まで担当するコンサルタントは珍しいように思います。

確かに、一般的に「コンサルタント」と聞くと、課題に対して解決策を提示する役割や、俯瞰的に物事を見て分析する人というイメージが強いですよね。そのため、実装フェーズを担当することは、コンサルタントとして少し違和感を感じるかもしれません。しかし私は、実装フェーズに関わる中で、コンサルタントにとって実装者の視点が不可欠だと感じるようになりました。

もちろん俯瞰的な視点も大切ですが、それだけではクライアントにとって本当に価値のある提案はできないと思います。実装を経験せずに提案するだけでは、クライアントの状況を深く理解することはできませんし、心から納得できる提案も難しいと感じています。よく「改善提案までがコンサルタントの仕事」と言われますが、実は実装フェーズまで支援することこそ、コンサルタントの本来の役割なのではないかと気づきました。クライアントには、ミクロとマクロの両方の視点から向き合うことが重要だと実感しています。

ーーその気づきは、どのようなきっかけから得られたのでしょうか?

きっかけは、約1年前に化粧品メーカーの案件を担当するようになったことです。入社したての時に担当した案件は、全体を俯瞰して施策を提案するという、まさに“コンサルタントらしい”仕事でした。しかし、社会人経験がない新卒がいきなり俯瞰的な目線から状況を把握し、改善施策を考えることは非常に難しく、結局、机上の空論に終わってしまい悔しい思いをしました。

その後、化粧品メーカーの案件に関わることになり、在庫補充の業務を担当するようになりました。当初の私は、ミスをせず正確に業務を遂行することに注力していたのですが、ある時「コンサルタントである以上、求められている以上の成果を出すべきだ」と気付いたんです。そこからは、在庫数の調整を提案するなど、プラスアルファでのアクションを起こせるようになりました。

一見、在庫数は局所的な要素に見えるかもしれませんが、実は企業全体の状況を表す重要な指標です。販売チャネルの数値や、実際に在庫調整を行う人の動きまでを理解することで、全体像を見据えた提案が可能になります。このプロセスを通じて、部分的な要素をつなぎ合わせて全体を理解する新たな視点を得ることができました。こうした業務に関わることができて、本当に良かったと思っています。

ーープラスアルファのアクションを起こすために、意識していることはありますか?

私が意識しているのは、集中したい業務には頭がフレッシュな状態で取り組むことです。在庫補充業務は、以前までは午後にしかできなかったのですが、システム変更後は時間を問わず対応できるようになりました。そのため、朝一番に在庫補充を行うようにしたところ、午後の疲れた時間帯に取り組んでいた時よりも集中でき、プラスのことを考える余裕も生まれました。1日のスケジュールを工夫することで、より成果を出しやすくなると思います

ーー業務を進める上で、気をつけていることはありますか?

マイルストーンを細かく設定し、周りを上手く巻き込みながら進めることです。最初に担当した大きな案件では、自分の実力と置かれている立場とのギャップに戸惑い、期待に応えられている実感を得られず、挫折しそうになりました。しかし、その状況を打破するためにはどうすべきかを考えた結果、マイルストーンをしっかり設定し、周囲と協力して進めることが重要だと気づきました。

例えば、クライアントとの定例会議について上長に相談する際、初めは「時間をかけてでも、自分なりに完璧にした状態にしてから相談しよう」と考えていました。しかし、その方法ではなかなか進まないことに気づきました。そこで、最初から完璧を目指すのではなく、クライアントにとって価値のある提案をすることを目的に考えを改めました。

具体的には、スケジュールを細かく立てて計画的に業務を進めるようにしたほか、自分の力だけでは解決できない課題に直面した際には、積極的に周囲を頼ることを意識するようになりました。例えば、話し方や伝え方の改善点は自分では気づきにくいため、先輩に指導をお願いしています。

ーー日々の業務でやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?

やはり、自分の提案が通った時やその提案によって成果を出せた時に一番やりがいを感じます。“相手の期待値を超えられた”と感じる瞬間はとても嬉しく達成感がありますね。しかし、私はその状態を当たり前にしたいと考えているので、常に期待を超える結果を提供し続けるために、プラスアルファを意識して行動しています。クライアントの期待はどんどん高くなりますが、自分の基準値を日々高めていくことで、その期待を常に越え続けたいと考えています。

ーー業務はチームで進めることが多いのでしょうか。

はい、基本的にチームで進めることが多いです。同じコンサルティング事業部のメンバーとプロジェクトを組むこともあれば、他事業部と連携するケースも頻繁にあります。例えば、デザインやコーディング関連ではクリエイティブ事業部プロダクションユニット、インフルエンサーのキャスティング関連では、コミュニケーション・デザイン事業部インタラクティブ・プランニングユニット、EC関連ではデジタルマーケティング事業部eコマースユニットのメンバーと協力することがあります。

ロゾパンサンは多岐にわたる専門領域を持つ部署が揃っており、それぞれの知識やスキルを共有し合いながら、プロジェクトを進められる点が非常に心強いです。

ーー五月女さんが所属されているコンサルティング事業部にはどのような方が多いですか?

仕事に対する真摯な姿勢と、課題の背景を深く掘り下げる力を持った人が多いですねまた、コミュニケーションが活発で、日常的に意見交換を行ったり、定期的な勉強会を通じて知識を深めたりしています。

それに加えて、個性豊かなメンバーが集まっているのも特徴的です。ロゾパンサン内でも比較的人数が多い事業部ということもあり、様々な考え方やバックグラウンドを持つ人たちと接することができ、多角的な視点を自然と養える環境だと思います。

ーーコンサルティング事業部にはどのような人が向いていますか?

一言で表すと「物事を広く深く捉えることができる人」ですね。そのために必要な要素として、次の3つが挙げられます。

①自分ごととして考えられること

何事も「自分だったらどうするか?」と置き換えて考えることが重要です。例えば、チームの誰かがミスをした場合、「どうすればこのミスを防げたか?」と考えることで、自分自身の成長にも繋がります。

②一つの物事から多くを学ぶ意識があること

目の前の業務を単なる作業として捉えず、その中からどれだけの学びを引き出せるかを意識することが大切です。それは、知識を他の場面に応用できる力にも繋がります。

③「なぜ?」を繰り返し考え、納得するまで深掘りできること

疑問を持ち続け、それを解消するまで掘り下げることで、より本質的な理解に辿り着けます。この姿勢は、コンサルタントとして幅広い視点と深い洞察力を身につける上で欠かせません。

これらの要素を兼ね備えた方は、ロゾパンサンのコンサルティング事業部で確実に活躍できると思います。私自身も、日々新たな学びを得ながら、この姿勢をさらに極めていきたいと考えています。

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