Careers採用情報|社員インタビュー

「コーディング以上の価値を」社会人8年目で上京したエンジニア、新たなステージでの挑戦|社員インタビュー

クリエイティブ事業部 プロダクションユニット エンジニアチーム
原田 昂明
中途入社

Profile

ー 広島県広島市出身。山口大学理学部生物学科卒業

ー 書籍を販売するECサイトの運営会社で約7年間インハウスのデザイナー・エンジニアとして経験を積んだのち、2022年10月にロゾパンサンに入社

ー 現在は、クリエイティブ事業部プロダクションユニットのエンジニアチームに所属し、フロントエンドエンジニアとして運用案件を中心に、制作物に命を吹き込む役割を担っている

ー 休日は、ドラマ鑑賞や雑誌を読んだり、美術館の展示会へ足を運んだりとゆったりと過ごすのがマイブーム

ーー原田さんは2社目としてロゾパンサンに入社されたそうですね。1社目ではどのようなお仕事をされていたのですか?

新卒で地元・広島で書籍を販売するECサイトの運営会社に入社し、少しずつ業務の幅を広げながら様々な仕事を経験しました。入社当時から約1年半は店舗の運営に携わり、接客業務をメインに担当。その後は、商品管理を担当する部署に異動し、通販の在庫管理や発注、キャンペーンの企画、サイトの更新、バナーの作成など、幅広い領域に携わるようなりました。サイト制作に興味を持ち出したのはこの時期で、サイトを更新する際に「自分の作りたいページを実現するにはどうすれば良いのか」を調べていくうちに、サイト制作への関心が高まるようになりました。

商品管理の部署に2年ほど所属していた頃、自社のECサイトをリニューアルするタイミングで「サイトの制作、運用を担当してほしい」と依頼があり、実装を経験することとなりました。具体的には、ECサイトの立ち上げや企画ページ・バナーの制作などです。それまでも独学でフロントエンドエンジニアの業務に携わっていましたが、本格的にエンジニアとして業務を行ったのはこれが初めてです。そこからは、エンジニアとしての業務を3年半〜4年ほど続け、1社目には合計7年在籍しました。

ーー転職のきっかけや経緯を教えてください。

1社目がインハウス業務だったため、「クライアントワークで様々な案件を担当したい」という気持ちが強まりました。また、少人数のチームで働いていたことで「視野が狭くなってしまうのではないか」と危機感を感じ、転職を考えるようになりましたね。さらにコロナ禍以降はフルリモートが続き、対面でコミュニケーションを取りながら働きたいという想いも転職を後押ししました。

前職ではデザインからコーディングまで幅広く携わっていましたが、出来上がったデザインを実際に形にしていくコーディングの方が、自分には向いているし楽しいと感じていたため、エンジニアとして転職活動をすることに決めました。

ーー制作領域の事業展開をしている会社は数多くありますが、その中でもロゾパンサンを選ばれた理由はなぜですか?

ロゾパンサンを選んだ理由は、事業部が多くて様々な業種の人が在籍している点が大きな要因です。ロゾパンサンでは多くの領域の人々と関わることができ、自分が転職時に抱いていた「多くの人と関わり、様々な考え方に触れたい」という志向とマッチしていました。また、立地的にも様々な情報が集まる場所(東京・六本木)にあり、その点にも期待していました。一気通貫で支援する体制が整っていることや、幅広い業種の人々が在籍している点から、ロゾパンサンは転職先として魅力的な環境だと感じました。

ーー現在ロゾパンサンではどのような業務をされていますか?

運用系の案件を中心に、フロントエンドエンジニアとしてディレクターやデザイナーが作ったものを形にする仕事をしています。具体的には、ファッション系のランディングページ(LP)のコーディングを担当しています。また、スポット案件にもサポートとして参加することもあります。

ーー広島から初めて一人で上京した時の心境を教えてください。

上京することに対する興奮やわくわくした気持ちよりも「ここで働くようになるんだな」という達観した気持ちと少しの寂しさがありました。「東京に出たい」という気持ちよりも「今の環境を変えたい」という想いで転職活動をしていたので、東京への憧れの気持ちよりも「この会社にご縁があったからここで頑張ろう」という感情でしたね。

ーー少し寂しさも感じていたんですね。

慣れ親しんだ地元を出る寂しさはもちろんありましたが、地元を出たくないというネガティブなマインドではありませんでした。でも、このまま同じ土地/同じ環境で働き続けていたら身につけられるスキルが頭打ちになってしまう」という焦燥感があり「レベルを上げるなら、人口的にも業務的にも大きな環境に変えなければ」と一念発起して上京しました。

ーー上京してきて、どのような点に地元との違いを感じましたか?

駅の大きさや人の多さなど色々ありますが、1番は空気感でした。建物の密集度やビルの大きさ、掲出されている広告など、広島とは全然違うんだなと思いました。「東京には色々なものがあって、色々なものがリアルタイムで動いていて、色々なものが見えないところでどんどん生まれている場所なんだ」という違いを強く感じましたね。

ーー実際にロゾパンサンに入社してみて、ギャップを感じたことはありましたか?

環境面と業務面の両方でギャップを感じました。まず環境面では、東京という場所が地元とは全く異なり、時間の流れを速く感じたことです。面接の際に社長が「都心は時間の流れ方が全く違う」とおっしゃっていたのですが、実際に東京で働いてみて、その通りだと実感しました。業務の進行やスケジュールのスピード感が非常に速く、刺激的な日々を過ごしています。今ではそのスピード感にも慣れ、「東京ってこんな感じだよね」と自然に感じるようになり、逆に地元に帰るとゆっくりすぎて驚くこともあります。(笑)

業務面では、他の人が作ったデザインを形にする難しさを痛感しました。正直なところ入社時には「エンジニア経験があるから、なんとかなるだろう」と自分を過信していましたが、初めて担当した案件では苦戦しました。これまでに作ったことのないレイアウトで制作を進める必要があったり、正しい場所に画像を配置できたと思ったら文字が被ってしまったり…。これまでは自分でデザインして自分でコーディングする流れだったので、無意識に作りやすいものを作っていたんだなと気づかされました。上司もそれを見越していたのか、今思えばかなり余裕のあるスケジュールを組んでくださっていたので、納期には問題はありませんでしたが、予定していた工数よりも多くかかってしまいました。今ではデザインの指示書通りに作業できるようになりましたが、クライアントワークの難しさを痛感した経験でしたね。

ーー業務面のギャップを埋めるために、どのような行動をされましたか?

まずは、どうやって実装できるかを上司にとにかく尋ねるなど、周りを頼りながら克服しました。自分が採用した方法ではなく、もっと良い方法があるかを相談すると「自分ならこういうやり方でやるよ」「この方法は間違ってないけど、こういう場合にはうまくいかないこともある」とアドバイスをいただけることも多いです。そのアドバイスを次の案件に活かし、また自分でも情報収集を続けています。このようにトライ&エラーを重ねることで、時間と作業量が経験として蓄積され、ギャップが埋まったと思います。

ーークラアントワークで様々な案件を担当するようになって、良かったことはありますか?

自分の中の引き出しが増えたことです。作るサイトによって目的が違うため、見せ方も異なります。例えばコーポレートサイトならきちっと整列されたレイアウトでの実装を求められることが多いですし、ファッション系のサイトなら、多くの写真を魅力的に見せるような配置や動き(アニメーション)を求められることが多いです。様々なサイトの制作を経験したことで知識が増え、「このデザインにはこういったコードの書き方が適している」という判断が、デザインを見た段階で判断できるようになりました。

ーーやはり、様々な経験を積むことが成長につながるのですね。

そうですね。技術的な面だけでなく、感覚的な部分でも成長を実感しています。クライアントやディレクターの「イメージに近づけたい」という要望に応えるために、新しい技術を取り入れたり、自分でやり方を調べたりすることが増えました。インハウス時代は、決まった型に沿って作業を進めることが多かったですが、今はその制約がなくさまざまなアプローチを試せるので、日々新しい発見があります。制作の幅が広がったことで、どのような案件にも柔軟に対応できるようになったと感じています。

ーーインハウス時代の知識や経験が活きた場面はありますか?

前職のインハウス業務で培った、コーディング技術や基本的なスキルは、クライアントワークでも活かされています。もちろん、使用するデザインツールやルール、スケジュール感、雰囲気などは、所属する組織によって異なりますが、ベースとなる技術自体は変わらないので、インハウス時代の知識も無駄にならず活かせています。

ーー原田さんの所属するプロダクションユニットやエンジニアチームはどのような雰囲気ですか?

プロダクションユニットもエンジニアチームも、和気あいあいとした雰囲気です。入社当初は特に忙しい時期だったため、メンバーの関わりがやや薄かったのですが、自分から積極的にコミュニケーションを取るように心がけたこともあってか、チームの雰囲気が少しずつ変わったと思います。また、一般的には「エンジニアは黙々と作業をしていて話しかけづらい」といったイメージがあるかもしれませんが、ロゾパンサンのエンジニアたちは堅すぎず、愉快な性格の方が多いです。

ーーエンジニアチームの皆さんと、業務面以外にもお話をされることはありますか?

あります。自分が対面でコミュニケーションを取りたいタイプということもあり、業務の合間の休憩時間に日常会話をしています。例えば、昨日あった出来事や「これ見た?」といった軽い話題、「このサイト見た?」「以前こういうの作ったよね」という業務に関連する話題まで、幅広く話しています。こうした雑談が、コミュニケーションの取りやすい雰囲気を醸成し、気軽に雑談できる空気を作ることにつながっていると感じています。

ーーコミュニケーションを取る上で、気をつけていることはありますか?

前提を漏らさずに話すことを意識しています。私自身、前提を飛ばして話し始めてしまう癖があり、またエンジニアという立場上、無意識に専門的な目線で話してしまうことがあります。例えば、質問するときは、その背景や理由を含めて順序立てて伝えるようにしています。また「自分はこう思うけどどう思う?」といった形で、いきなり回答を求めるような聞き方は避け、相手の知見や経験を引き出せるよう心がけています。

ーー他のディレクターチーム・デザイナーチーム等ともコミュニケーションを取る機会はありますか?

もちろんです。エンジニアは、ディレクターやデザイナーが作成したものを形にする仕事なので、コミュニケーションは欠かせません。例えば、デザインには表現しきれなかった部分や意図・背景も反映できるように、他チームとの連携を密にしています。特に、デザイン上で網羅できない動きや「PCではこう動くけど、スマホではどうするか」といった部分は、ディレクターやデザイナーとのコミュニケーションが必要です。上流工程で考えられたイメージを形にするエンジニアとして、視覚化しにくい部分を言語化したり、別の方法を考えて実現する努力をしています。

ーーエンジニアにとってディレクター・デザイナーはどのような存在ですか?

ディレクターは、まさに“プロジェクトの要”です。デザイナーやエンジニアのスケジュール管理をし、クライアントとの窓口になっているため、ディレクターがいないとプロジェクトは進みません。
デザイナーは、ディレクターが整理した情報を視覚的に表現してくれる存在で、エンジニアがデザイン通りにサイトを形にするために欠かせません。プロダクションユニット全体にとって、ディレクターもデザイナーも非常に重要なポジションです。

ーーこれからプロダクションユニットにこういう人に入ってきて欲しい、というイメージなどはありますか?

自分で考え行動ができる人・受け身にならない人・そしてタスク管理がしっかりできる人です。仕事を振られた時点では受け身でも、必要な情報を自分から取りに行き、スケジュールをコントロールできる人が理想です。また、できないときに相談できることも大事です。自分から声を上げる人は、早い段階で助けることができますし、仕事を円滑に進められる傾向があると思います。

ーー原田さんが「これからどうなっていきたいか」というビジョンを教えてください!

マルチに様々なスキルを身につけたいと思っています。フロントエンドエンジニアの領域は日々進化しており、「ただコーディングができるだけでは足りない」と感じています。エンジニアリングだけでなく、デザインやディレクション・クライアントコミュニケーションなど、上流工程も含めたスキルを身につけ、案件を一人で回せるレベルを目指していきたいと考えています。

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