Careers採用情報|社員インタビュー
社長室 代表支援ユニット 代表アシスタント
上向井 麻希
2023 新卒
新卒でロゾパンサンに入社し、「代表アシスタント」として事業部の事業構築・新規事業の立ち上げ・代表業務のサポート・グループ会社のサポートに携わっています。事業のニーズに柔軟に対応しながら、幅広い業務内容を並行してこなしています。
実は、私は2段階に分けて就活をしていました。1回目は3回生の春で、周りが就活を始めたタイミングだったため流れに乗って始めてみました。ただ、コロナ禍の影響もあって大学1〜2回生の期間ではやりたいことを全てやりきれず不完全燃焼な状態だった上、自分自身を定量的に評価してもらえるような成果もまだ出せていませんでした。そのような状況だったので、自己分析をするのに必要な“自分についての情報”すら足りていないと感じてしまい…。就活をうまく進められない自分に自己嫌悪になって、夏ごろに就活をやめてしまいました。
夏に就活をやめてから3回生の2月までの約半年間は、やりたいと思っていたことを全てやり切りました。ゼミの活動に力を入れて取り組んだほか、学生向けのプログラミングスクールにも通いました。この期間に実施した研究の論文が学会の奨励賞を取ったり、プログラミングスクールのコンペでも審査員賞をいただいたりと、興味のあることを突き詰めるうちに自分の求めていた成果が出て、2回目の就活はスムーズに進みました。
ゼミの活動には特に力を注いでいました。所属していた商学部は2回生の秋学期からゼミの活動が始まります。学会に向けて約6ヶ月の期間で1つの研究活動を進めるゼミに入ゼミしたため、卒論を入れると大学時代に4つのテーマで研究をしました。奨励賞をいただいた研究は、3回生の春から秋口の期間に取り組んでいた研究です。同期は就活に注力していた時期でしたが、私は1度目の就活の挫折もあり、今はこの研究にとことん注力しようと思って取り組んでいました。
インターンなどに参加できていなかったことに対して負い目を感じていましたし、ビジネスのことを何も知らずに社会人になる怖さはありました。それでも「就活を優先して学業を疎かにしたり、大学生活でやりたいことをやり切らないのは違うな」と思って。結果としてそれによって求めていた成果もついてきましたし、後悔はしていません。
ロゾパンサンを選んだ理由は2つあります。1点目は推進力と組織を動かす力をつけられる環境であったこと、2点目は「代表アシスタント」というポジションに魅力を感じたことです。
①推進力・組織を動かす力を身につける環境
自分のキャリアを長い目で見て考えた時に、1番に身につけたいなと思っていたのが推進力・組織を動かす力でした。ロゾパンサンで面接を受けていく中で、面接官の方々の働き方に対する価値観や考え方、向上心の高さに感銘を受けましたし、会社のバリュー(※)からも能動性や積極性を求められている企業であることが強く伝わってきました。ロゾパンサンであれば推進力・組織を動かす力をつけられると考え、入社を決めました。
◾️ロゾパンサンの7つのバリュー
1. 深く考える、積極的に行動する
2. クオリティの追求
3. 継続的なインプットが良質なアウトプットを生み出す
4. 組織でやる、巻き込む力
5. 難題に挑戦し続ける
6. 仕事の創造、仕事への情熱
7. スピードが違いを生む
※詳しくはこちらをご覧ください!
②代表アシスタントというポジション
面接で代表アシスタントのポジションを提示された時、自分の力でプロジェクトを進めていく力・自分がPM(プロジェクトマネージャー)になって人を巻き込んでいく力が求められると聞き、自分の目標を叶えられるポジションである点に魅力を感じました。推進力を身につけたかった自分にとって、1年目の成長環境として最適な環境だったんです。また「他社では代表直下のポジションを新卒1年目でいただくことはできないな」とも思い、その希少性や早くから挑戦できる環境にも強く惹かれました。
プログラミング経験があることも面接でお話しさせていただいていたので、初めはクリエイティブ事業部 プロダクションユニットのディレクター職を勧められていました。ただ、選考を進める上でも「推進力を身につけたい」という思いは伝えていたので、それがきっかけで代表アシスタントのポジションも提示していただきました。幅広い職種の中から意向や適性を見て最適なポジションを勧めていただけることは、社会人経験がなく自分の適性をまだ理解できていない新卒就活生にとって、大きな魅力の1つだったなと思います。
PMとして、事業部をグロースさせるためのプロジェクトを遂行しています。各事業部が成長するために必要な要素は様々なので、各事業部によってグロースの活動内容は異なります。現在はクリエイティブ事業部 プロダクションユニット、デジタルマーケティング事業部 eコマースユニットの2つの事業部のグロース活動に携わっていて、プロダクションユニットのグロースでは組織の運用面を向上させていくプロジェクト、eコマースユニットのグロースでは新たなビジネス機会の獲得に向けたプロジェクトを実施しています。
実際に取り組んでいたのは、事業部メンバーへの綿密なヒアリングです。グロースのためには現場の状況を現場の人と同じ粒度で理解する必要があるからです。ロゾパンサンの各事業部がどのような事業をどのような流れで展開していて、どのようなサービスをクライアントに提供しているのか、きちんと把握した上でグロースのプロジェクトに臨みました。
…と思っていたんですが、いざ実際にプロジェクトを進め始めたとき、自分の事業部理解の浅さを反省しました。もちろん深く理解するように努めてヒアリングをしていたのですが、自分が元々持っていた知識のみではどうしても現場にいる人と同じ深さでの理解は難しくて。議論の中で交わされている言葉の表面的な部分は理解できていても、本質的な理解まではなかなか至りませんでした。ただ話や意見を聞くだけではなくて、事業やサービスを取り巻く外部の環境、一般的な情報も含めてインプットし、前提となる考え方を揃えた上でヒアリングを行うべきだったなと思いました。
現在立ち上げている新規事業は、『JAPAN MANIA』というサブスクリプション型の越境EC(=海外向けのECサイト)サービスです。食文化の発信を通じて日本の魅力を伝えることを目標に、ローンチに向けて日々取り組んでいます。まずは日本のカップラーメンをピックアップにしてセットにし、月1で送るというところから始める予定です。
私はリサーチから始まり、収支設計、ECサイト構築のディレクション、プロモーション動画制作関連の統括、販売する商品のセレクトや訴求点の洗い出し・商品撮影ディレクション、販売計画の策定など、幅広い業務を担当しています。ECサイト構築時のデザイン・コーディングやプロモーション動画作成時の調理はデザイナーさんやエンジニアさん、フードスタイリストさんに依頼しているので、その取りまとめも行っています。
立てなくてはいけない計画、検討しなくてはいけない事項などが膨大で、リサーチ事項がとにかくたくさんあったことが大変でした。もちろん量の多さ自体も大変でしたが、大量のリサーチを効率的にこなす方法を身につけることが特に大変でした。社会人は時間にも価値があるので、リサーチをする際にも効率を考え、「調べるためのフロー」を考えてから取り組む必要があります。「解決したいことをもとに、判断のために必要な情報が何かを逆算して洗い出し、最適な情報リサーチの方法を選んで実行する」というリサーチになかなか慣れることができず、苦労しました。私はもともと網羅的に調べて判断する気質だったので、その点のギャップを埋めるのはかなり難しかったです。
リサーチに対する姿勢を変える必要があると感じてからは、「現状を図式化して思考を整理する」といった自分に合った時間最適化の方法を考えたり、業務のプロセスについて積極的に上長に相談・確認をするようにしました。悩むことに時間を取られがちな自分にとって全ての課題克服のために共通して意識しているのは、気づいたことはすぐ実行に移し「臆さずとにかくやってみる」というマインドです。
グループ会社であるRPBC株式会社は、ENCIRCLE・misora・BUENA VISTA・B.V.DEPORTE・POOLDE の5つのファッションブランドを展開しています。私は、各ブランドのECモールへの出店、ポップアップストアの出店、常設店の出店にあたり、出展計画から館への交渉を行っています。
服やインナーという商材の特性上、試着をしてサイズ感を確かめたり、触ってみて生地の素材感を確かめたり、という行動が購入に至る重要なポイントになります。RPBCが展開しているブランドはECをメインの販路としているブランドなので、実際に商品を見て、触れて、着てもらう機会を作るためにポップアップストアを開催します。
ポップアップストアを実際に開催するにあたっての入口づくりと全体管理を行っています。具体的には、会場候補のショッピングモールなどに自社ブランドの案内とポップアップストアの開催依頼をして、打ち合わせを経て開催日程を決定したり、予算設計をもとに代表に相談しながら売上計画を立てたりしています。販促施策などの詳細決定のフェーズからはRPBCのメンバーに引き継ぎますが、ポップアップが終了した後の資料や情報の取りまとめも私が担当しています。
“社長と新入社員”というよりも“上司と部下”くらいの距離感で気軽に相談でき、時間をとって指導していただけることは、すごくありがたいと感じています。代表との最終面接で志望度が高まった私にとって、社長という立場であっても直接ご指導いただける今の立場は、この上ない環境ですね。
1番難しかったのは、経営者の思考をスムーズに理解することです。私のポジションは「代表の思考を理解し、納得した上で各事業部に伝える」という仲介者の役割だと思っているので、代表の意図を他人に説明できるよう正確に理解する必要があります。そのためには、代表と同じレベルの広い視野・スピード感を持って物事を見るスキルを身につけないといけないなと感じています。
自分が理解していないことには他人の気持ちを動かして巻き込むことはできませんし、いただいた指示の本当の意味が理解できないとやっても意味はないと思うので、難しいもののすごく重要な仕事だと思っています。
要素を分解して考えることは意識しています。例えば解決すべき課題とそれに対するアプローチを指示された場合、まずはその課題がどのような背景・要素から出来上がっているのかを考えます。まずは課題そのものについて理解した後、解決するために考えられるアプローチを列挙し「なぜ今回指示されたアプローチが適切なのか?」「なぜ他の方法はダメなのか?」を考えます。ここまで要素を分解して考えることで、指示の意図を納得して受け入れ、人にも説明できる状態になります。ただがむしゃらに考えるわけではなく、紙に書いたり、不明点を各事業部の方や代表に質問することで思考を整理し、なるべくスムーズに理解できるようにしています。
他者のフィルターを通さず、クリアな状態で経営者の話を聞けることです。誰かの解釈やわかりやすく置き換えられた言葉ではなく、経営者のダイレクトな言葉を聞くことができるのは、代表直下の特権だと思います。ここが苦労している点でもありますが、自分の力で納得し、本質を理解していく感覚は楽しいですね。とても勉強になりますし、自分が今取り組んでいる仕事は何のためにしているのかを明確に意識できるので、やりがいにも繋がります。「経営者の考えを知りたい」と考えている人にとって、最適の環境だと思います。
率直に言うと「まだ早いよ」という気持ちでした(笑)もちろんMVPに選んでいただけたことは光栄なことでしたが、自己評価としては「もう少し頑張りましょう」という評価がふさわしいと思っていました。自分が取り組んでいたプロジェクトをローンチさせたり、ひと段落ついたというような具体的な成果もなかった6ヶ月間の中で、もう少し自分は頑張れたのではないか?もっと自分が推進力を持って進めていれば終わっていたのではないか?と反省したタイミングが度々あったためです。
ですが受賞理由として、分かりやすい結果が出にくい中であっても長期的なプロジェクトに対してモチベーションを保ちながら進められていた点や、代表アシスタントがいたからこそ今まで進められなかったプロジェクトを進められており、プロジェクトを着実に推進できる体制も作れている、という点を評価していただいたと聞いて、結果だけでなく過程もきちんと評価してくださったことをすごく感謝しました。
受賞直後こそ自己評価との乖離はありましたが、今では「MVPを受賞したんだからちゃんとやらないと」と考えられるようになり、自分の糧になったと思います。
今までよりも人と関わる・周りを巻き込む仕事が特に増えたことです。JAPAN MANIAのプロジェクトや各事業部のグロースプロジェクトなど、私が関わっていた業務は各事業部へのヒアリングや他事業部メンバーとの連携が必要になります。各プロジェクトを1人で進める上で、周りの人におんぶに抱っこではいけない、それどころか私が引っ張っていかないといけない、というのはプレッシャーでしたし、苦労した部分でもありました。
乗り越え方は2つあります。まず1つ目は、わからないことは遠慮せずにすぐ聞くということです。私はPMという立場ではありましたが、新卒の自分に知識がないことに当初は負い目を感じていました。例えば制作物のディレクションをする上でも、デザイナーさんやエンジニアさんの方が圧倒的に知識もあるので、うまくフィードバックをすることができませんでしたし、作業を進めていてわからないことがあった時にも「自分より年上の事業部長やデザイナーさん、エンジニアさんにわざわざ時間をとっていただいてまで不明点を解消してもらうのはおこがましいな」と感じてしまい、なかなか進められずにいました。ですがある時自分の時間の使い方を振り返ってみて、聞きに行っていいのかを迷っている時間のもったいなさに気づいたんです。それからはわからないことはきちんと聞き、不明点は解消するようにしました。
2つ目は、一定の自分の意見を固めるということです。元々はいただいた意見にすぐに流されてしまっていましたが、ディレクターとして“ディレクション”しないといけないという意識を強く持ってからは「こういう風に進めたいと思っているのでこちらの案がいいと思っていますが、いかがでしょうか?」という風に意見をいただくようにしています。意見を固めることは初めは難しかったですが、説得できるだけの知識をインプットし、調査結果をもとに説明できる状態を作り出してから意見を伝えるようにしました。それによって中身のある議論ができるようになりましたし、逆に私に相談もしていただけるようになりました。ただ情報を右から左へ伝えるだけの伝書鳩にはならずに自分の意見を持って議論できる状態を維持しつつ、議論の質をさらに高めるためにもインプットを継続していきたいと考えています。
皆さん優しくフレンドリーに接してくださって、新卒にとってすごくありがたい環境だなと思っています。例えば業務内でわからないことを質問した時、違う事業部の方であってもすぐに教えてくれたり、親身になって一緒に調べていただいただいたりと、いつも周りの方の優しさに助けられています。また、業務面以外の面でも、ランチや飲み会に誘ってくださったり、逆に誘ったら皆さん気軽に来ていただけます!会社という年上の人が多い環境の中であっても自分からコミュニケーションを取りたいと思える方ばかりですし、事業部を超えて頼れる先輩がたくさんいて心強いです。
他社に勤めている人よりも群を抜いて魅力的なのは、他社の1, 2年目では絶対に経験できないようなことをやらせてもらえることです。事業設計や新規事業の構築にPMやそのサポートとして携わり、裁量を持って進めることができるのは、他の企業では経験できないことだと思いますし、やりがいに感じています。
推進力は入社時より確実に向上したと感じます。入社して最初の仕事は海外向けにメールを送る仕事だったのですが、最初は一緒にプロジェクトに入ってもらっていた先輩社員の方に内容を逐一確認していただいていました。ですが、その仕事が後半に差し掛かると、判断してもらうために必要となる情報や、指示は受けていないものの確認するべき情報が何であるかを考えて行動できるようになりました。またJAPAN MANIAに関しても、初めは緩やかに進めていた時期もありましたが、今では進めなくてはいけないことと、そのためにこなさないといけないタスクを具体的に意識するようになりました。責任感を持って自分の仕事に向き合い、推進力を持って進めていけるようになったところは、成長した部分だと思います。
自分で考えて能動的に動ける人と、成長意欲がとても高い人です。成長意欲については多少高いという程度ではなく、天下とります!くらいの勢いを持っている人がいいと思っています。そういった人に入社してもらうことで会社にとっていい影響を与えてくれるだけでなく、その人自身にとっても、ロゾパンサンでのキャリアが人生にとってポジティブな選択になるはずだと考えているからです。
他社よりも圧倒的に成長の機会が多いので、能動的に動ける人と成長意欲が高い人はこの環境を活かして、自分の思い描いた人生を掴み取ることができると思います。
目の前のやりたいことを就活先として選ぶのではなく、最終的に成し遂げたいことを明確にした上で必要となる力を逆算して就職先を選ぶと良い就活ができると思います!具体的なフローに起こすのであれば、①なりたい・やりたいこと ②①を通じて、成し遂げたいこと ③成し遂げるために必要な力、自分がならなくてはいけない姿 というように考えると、3つのフェーズそれぞれで対象となる企業が見えてきて、視野も広がってくると思います。
就活の時点で「〇〇がやりたい」と考えていてもなかなか1年目でできることは少ないですし、その粒度で考えていると入社後のギャップが大きくなってしまうからです。これは私の例になりますが、最終的には「保守的な組織を改革したい」という想いがあり、そのために身につけるべき力は推進力、組織を動かせる力であると考えロゾパンサンに入社しました。もともと代表アシスタントの業務内容に興味があったり、新規事業の立ち上げに関わりたいと考えていたわけではありませんでしたが、現在の業務を通じて推進力が身についていることは実感しています。自分自身の当初の目標に確実に近づいていることがわかるので、ギャップもなく働けています。
幅広い領域のソリューションを展開しているロゾパンサンには様々な選択肢があるため、皆さんの理想の未来がどんなものであっても、きっとそれぞれにとって適切な力を身につけることができると思います。
一緒に働くことができる日を楽しみにしています!最後まで後悔がないよう、就活頑張ってください!