Careers採用情報|社員インタビュー
デジタルマーケティング事業部eコマースユニット
尾身 桂花
中途入社
ー千葉県市川市出身
ー前職ではSES(System Engineering Service)としてクライアント先のソフトウェアやシステムの開発、保守、運用などを行うエンジニアを3年間経験し、2021年12月にロゾパンサンへ入社
ー現在はデジタルマーケティング事業部eコマースユニットにてShopifyを活用したECサイトの構築をメインにアプリ導入、サイト改修、コーディング、商品登録など幅広い領域で実装業務を担当している
前職ではSES(System Engineering Service)と呼ばれるエンジニアを3年間していました。クライアント先に常駐する形で勤務しており、大手企業などのシステムの改修作業や運用作業、システムに問題がないかをチェックする仕事をしていました。
実はエンジニアという職業を辞めようと思っていたんです。エンジニアのお仕事はすごく高いスキルが求められるので、自分との実力差にギャップを感じてしまいました。「もう少し自分の技術レベルに合ったお仕事がしたい」と思い転職を決意しました。
前職のSESはエンジニアの技術的に出来ないようなことも「出来ます」とクライアントに伝えて仕事を受けることが多く、“実際は出来ないことなのに出来ると言ってしまう”矛盾に私はすごく葛藤していました。自分を偽って仕事をしているようでメンタル的にすごく苦しい時期でしたね。
元々エンジニアになる前にイタリアのメンズアパレルブランドのECサイト運用を3年半ほど経験していたこともあり、もう一度EC業界で働きたいという想いが強くありました。主に商品の在庫管理をする仕事だったのですが、自分自身ファッションがすごく好きなこともありその時のお仕事がすごく楽しくて充実していた思い出があったからです。
しかしEC業界とエンジニアを天秤にかけた際、お給料面での違いなどから「現実的に考えるとエンジニアの方が良いんじゃないか…」とすごく迷っていましたね。やりたいことをやるべきか、これまでのエンジニアとして積み上げてきたスキルを活かせる仕事をするべきか、自分自身でも答えを見つけることが出来ていませんでした。
エンジニアを目指した背景としてはEC運用のお仕事をしていた際に、会社のWebデザイナーさんと仲良くなってサイトのコードを見せてもらったことがきっかけです。サイトの裏側にいくつものコードが並んでいるのを見て「かっこいい!」「私も出来るようになりたい!」という想いが生まれました。
また私は学歴にコンプレックスを抱えていたこともあり、「手に職を付けなければ、今後稼いでいくことは難しいだろうな」と考えていた時期だったので、それらのタイミングが一致して本格的にエンジニアを目指し始めるようになりました。その後3ヶ月間エンジニアの学校に朝から晩まで通い詰めて、無事卒業。そしてエンジニアとして就職することも叶えられました。エンジニアになるまでにそのような背景があったので、簡単には辞めたくないなという気持ちも正直ありましたね。
当初は社員として入社するつもりではなく、業務委託先としてロゾパンサンに出会いました。SESの仕事をしていた頃に、業務委託のエンジニアとして面談をさせていただいたことがきっかけです。
しかし社長と面談をした際に、思いもよらない言葉を頂きました。「eコマースユニットを一緒に大きくしていかないか?」と社員として採用のお話を頂いたんです。ロゾパンサンでは当時eコマースユニットが走り始めた時でした。ユニットメンバーは現在11人いますが当時は4人しかいなくて(うち2人は他部署と掛け持ち)、経験者が必要だったとのことで私の経歴を見てくださり声をかけてくださいました。
当時EC業界とエンジニアどちらの仕事をするか悩んでいましたが、ロゾパンサンのeコマースユニットではその両方の役割を担えるとのお話だったので「これは私にとって天職だ」と思い入社を決意しました。これまでの経験を活かしつつ、自分の好きな領域のお仕事もできることが入社の決め手ですね。
基本的にはサイト構築をメインにしていて、その中でコーディングやアプリ導入、サイト改修、商品登録、クライアント対応などをしています。主にeコマースユニット内の実装担当ですね。
具体的にはShopifyを活用したサイト構築をしています。クライアントの要望に合わせて機能面での修正が必要となる場合は、その機能が実現可能か調査、可能な場合は機能の仕組みを作成、そしてコーディングなどの実装業務まで一貫して担当しています。ユニット内ではShopifyについての相談窓口として、メンバーが分からないことを解決する役割を担っています。
コーディング作業以外は基本的に全部やったことがなかったですね。また常駐先以外のクライアントワークも初めてだったので、ビジネスマナーなどの基礎から勉強し直していました(笑)
でもそのことに対しての不安はありませんでしたね。全く不安にならないわけではないのですが、新しいことができるワクワク感の方が強く感じていました。
すぐに人に聞かないことを意識していました。eコマースユニットだからとか、人数が少ないからという環境に左右されることではなく、周囲の人が仕事をやりやすいと感じられる仕事環境が良いと思っていたので、早い段階では人を頼らずに自分の中できちんと調べて答えを出すことを意識しています。
早く答えを出すには聞くことは大切になってくると思うので人に頼ることもあるのですが、基本的には自分で調べた方が頭には残りやすいのでその姿勢を大切にしています。その影響もあってか今は調査系の業務を任せていただくことが多くなりました。
先ほどの内容とも重なるのですが“知らないことを自分で調べて解決していくこと”は大変だなと思いますね。具体的なエピソードとしては、Shopify特有のプログラミング言語を扱えるようになるまでが大変でした。ロゾパンサンに入社してから初めてShopifyというツールに触れ、全く知識が無い状態からのスタートでした。
ShopifyではLiquidというShopify特有のプログラミング言語を扱っているのですが、エンジニアとしての経験が浅く特別長けていたわけでもない私がそれを習得するのはなかなか難しく…当初ユニット内にエンジニアはいなかったので、ネットで検索したり英語版の仕様書などを読んだりするなどして自力で解決するしかなくまあまあ苦戦していました。でも私は難しいことに挑戦する方が“楽しい”と感じるタイプなので、大変さよりも楽しい感覚の方が強かったです。
16歳の頃の経験が今の自分を形成してくれた大きな存在だと思います。先ほど学歴にコンプレックスを抱えているとお話しましたが、私は高校1年生の頃すぐに学校を辞めてしまったんです。16歳で就職するタイミングになり将来について色々と考えました。同世代との経験値の差や学校に通っていないことで周囲からマイナスに見られてしまうのではないか?という不安から、“普通に働くだけでは周りに置いて行かれる”と恐れていたんです。
同世代の人たちは大学で色々な経験をしてから就職するのに対して、私は仕事でしか経験出来ない。だからこそ仕事に対して熱を持たなければという意識になりましたね。学校で勉強が出来ない分、ビジネス書や自己啓発本などを沢山読んで自己学習を徹底しました。また「自分が役に立てることはなんだろう?」と仕事に行く度に考えるなど、どうしたら大学に通っている人たち以上になれるのか?を常に考えて行動していました。
ただ仕事をし始めて2年間くらいは「この道で本当にあっているのかな?」と不安がありました。しかし経験を積むうちに、スキルが身につき始めて自信を持てるようになりました。「やってみれば意外と何でもできるんじゃないか?」と学歴へのコンプレックスもだんだんと軽くなってきたんです。みんなと違う人生を送っているからこそ、今はそんな自分すらも面白く感じています。
スキル面の話ですが、Shopifyに関してはすごく知識が増えました。入社当初は「これ出来るかな?」と聞かれたことに対して「調べてみないと分からないな…」という知識ゼロの状態だったのですが、今では「このアプリ良いですよ」や「こういう風に実装すればできますよ」などアドバイスまでできるようになりました。
しかもその状態になるまで誰かに教えてもらうことなく、自分で調べて出来るようになったことは大きかったと思います。今ではShopifyの機能の面においても、元々無い機能を作れるようになったことがめちゃめちゃ成長したなと思います。
私は多分、飽き性で新しいことが好きな性格なんです。ロゾパンサンのeコマースユニットに入社した際はユニットが立ち上がったばかりということもあって、“分からないことはひとまず始めてみよう”という姿勢で新しいことに携われたことが良かったことだと思います。
eコマースユニットだけじゃなくロゾパンサン全体として、“新しいことができること”“挑戦できること”に恵まれていると思います。他社では経験がないとやらせてもらえないことも多いと思いますが、「やりたい」と言えばやらせてもらえる環境が良いところだと思います。
私は結構やりたい案件があれば積極的に伝えています。私はファッションが好きなので、アパレルの案件が来た時はちょっとわがままですが「担当になりたい」と伝えてしまっています(笑)そんな自分を受け入れてくれるユニットメンバーにはすごく感謝しています。
Shopifyについての質問にはなんでも答えられるようになることです。共通認識で尾身に聞けば大丈夫と思われるようになりたいですね。もう一つはチームメンバーや他部署のメンバー、クライアント等、関わる人たちみんなに「一緒に仕事ができて良かった」と思ってもらえるようになることです。ロゾパンサンに限らず仕事においての常の目標ではありますが、ここロゾパンサンでもそれを成し遂げて関わる人たちに何かしら影響を与えられたらいいなと思ってます。